日立ハピネスプラネット

企業経営に、ハピネス・マネジメントを。

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働き方改革の先進企業として、様々な施策に取り組むSCSK株式会社
そのなかで、ヘルスケアやカスタマーエクスペリエンス(CX)、グリーントランスフォーメーション(GX)など社会課題の解決に貢献する次世代の事業創出を担う部署として、ビジネスデザイングループが2020年に新たに発足されました。
同グループに、2022年に入社した新入社員が配属されるタイミングでHappiness Planet Gymを導入新入社員と先輩社員の心理的安全性の向上、多様な関係性の構築を図りました。

今回はビジネスデザイングループの推進役である末次さん、ユーザーとして参加された新人の角田さん、そして、事務局としてご対応された人事・総務本部労務部の尾張さん、前島さんにHappiness Planet Gymの効果や感想についてインタビューしました。


※SCSK様は、労務部にて2022年3月から先行的にHappiness Planet Gymを1年間利用。
その後、ビジネスデザイングループにて2022年11月より4か月間ご利用いただきました。

課題
・組織開発の一環としてメンバーの心理的安全性を高め、良質なコミュニケーションや自由闊達に意見できる環境を構築する
・配属される新入社員の不安払拭や多様な関係性を構築する

 

効果
・新入社員に「受け入れてもらえた」という意識が芽生え、心理的安全性が向上
・先輩社員同士の関係も強固になり、プロジェクト推進に寄与


働き方改革の先進企業として、様々な人事・総務施策に取り組むSCSK株式会社

配属された新入社員の心理的安全性を狙いに

 

まずビジネスデザイングループの概要を簡単に教えてください。

(末次さん)はい。ビジネスデザイングループは2020年、新たに発足された組織で、次世代のデジタル事業の創出を担う組織です。様々な戦略的パートナーとの連携を強化しながら社会課題の解決に寄与する新たな事業ポートフォリオの構築を目指しています。今年度はヘルスケアとカスタマーエクスペリエンス、グリーントランスフォーメーション領域の事業に注力しています。
この組織は、社内の複数の組織から構成されて発足されたことや、異業種からの中途入社の社員が多いことなどから多様なメンバーが在籍しています。システムエンジニアやコンサルタント、データサイエンティストなど様々な職種の社員がいるのもこの組織の大きな特徴です。

ありがとうございます。今回、Happiness Planet Gymを導入するに至った背景や課題意識は何でしょうか?

(末次さん)このビジネスデザイングループが発足されたのが、2020年でちょうどコロナ禍が始まったときで、、、同じ組織内であっても、接点がない、あるいは、あったとしても顔を合わせることは少ない、といった状況で組織の一体感を高めることが非常に難しい時期でした。
また、ビジネスデザイングループは組織開発の一環として、心理的安全性に重きを置いています。それは社会課題の解決を目指す事業部署として、新しいアイデアを創出するため、良質なコミュニケーションや自由闊達な意見交換を行うことのできる環境が不可欠である、という考えからです。
そのような背景もあり、2022年の新入社員の方がこのビジネスデザイングループに配属される9月から、新入社員の方、既にいる先輩社員の心理的安全性を高めていこうということで、Happiness Planet Gymを導入することに決めました。

ビジネスデザイングループの末次さん。グループ内での Happiness Planet Gym の利用促進に協力いただきました

組織開発はメンバーの「腹落ち」が重要

Happiness Planet Gymを利用し始める時のメンバーの反応はいかがだったでしょうか?

(末次さん)今回、Happiness Planet Gymを利用してもらったのはビジネスデザイングループのうち、約60名(新入社員の方は5名)です。メンバーのなかには「なんのためにこれを行うの?」や「どのような効果があるの?」というような腹落ちしてない方もいました。その際に、Happiness Planet様の説明会や矢野さんの講演会などの利用メンバー向けのサポートがとても有意義だったと感じています。やはり、私たち内部の人間より、外部の組織開発やウェルビーイングに精通した方から、この施策の目的や効果を伝えてもらって、メンバーの意識を高めてから取り組んでもらうことが大切だと感じました。

Happiness Planet Gymの導入と合わせて、社内で実施した施策はありましたか?

(尾張さん)これは私たちの労務部での利用時の話になるのですが、活動期間の初回と中間あたりに交流会や懇親ランチ会を開きました。その時に、Happiness Planet Gym上でのやり取りが交流会の話の種になったり、逆に交流会のことがHappiness Planet Gym上でコメントされていたりと、より活発なコミュニケーションにつながったと実感したので、Gymの活動に加えて交流会のようなものは実施して良かったと思います。

労務部の尾張さん(右)、前島さん(左)

配属先で「受け入れてもらえた」という感覚

 

実際、Happiness Planet Gymを利用してみていかがでしたか?

(角田さん)私はビジネスデザイングループに配属された新入社員の立場でGymを利用しました。配属時は上司や指導員とは仕事で話す機会があったものの、事業部署の他の先輩社員とは話す機会がほとんどなく、関わるにしても表面的な関係になってしまっていました。それがGymを通じてプライベートな事柄を自分から開示したり、先輩社員の方からも開示してくださったりすることで、仲間意識が芽生えたことを強く感じました。また、OJTにおいて指導員の方と仕事上だけでない関係性を築けたのも大きかったです。

 

(前島さん)私は中途社員として入社し、その直後にHappiness Planet Gymを利用しましたが、私も「受け入れてもらえた」という感覚は大きくありましたね。入社当時は、既にいるメンバーで人間関係もある程度、形成されていると思い、「私は溶け込めるかな」というような心配がありました。また、初めはみなさんから教えてもらうことが多く助けてもらってばかりと思っていましたが、Gymでのやりとりを通じて「助けてくれてありがとう」と徐々にみなさんからも感謝の言葉がもらえるようになったことが、組織に受け入れてもらえたという感覚になって、それは本当に嬉しかったですね。

新入社員としてビジネスデザイングループに配属された角田さん。

新入社員全員が「使ってよかった」「今後も使いたい」と回答

 

Gymでの活動の結果、当初、目標としていた心理的安全性の向上に効果はあったと思いますか?

(末次さん)想像以上にあったと思います。今回の利用メンバーの内、配属された新入社員の方は5名だったのですが、その全員が活動後のアンケートでは「使ってよかった」「今後も使いたい」と回答していて、導入して良かったと感じました。新入社員の方が事業部署への配属後、主に関わる方は上司の方、OJTの指導員の方なのですが、それらの関係性が良好になったのはもちろんで、通常であれば関わりのない先輩社員の方(上司・指導員以外の事業部署の社員)との関係性がぐっと向上しました。それはGymの活動がなければつくれなかった関係性ですので、とても嬉しい効果でした。
また、新入社員の方だけでなく、先輩社員同士の関係の質も向上したという結果も出ていました。2020年にできたばかりの組織で、まだそれほど深くはお互いのことを知らないなか、Gymを通じてメンバーの人柄を知れたのは先輩社員にとっても大きな意味があったと思います。

今後、Happiness Planet Gymを社内の他の組織や他社で利用するとすれば、どのような組織で利用することがおすすめだと思いますか?

(尾張さん)メンバーに変更があるような組織はおすすめだと思います。今回のように、新組織の立ち上げや、新入社員・中途社員の方が新たに加わるタイミングでの利用は有効だと思います。また、その利用期間も目的に合わせて利用すればよいと思っています。私たちの労務部では1年間、Happiness Planet Gymを利用させてもらいました。その時に、「1年も利用してきて、この活動を終了してしまったら、私たちの関係性はどうなるのかな?」と考えることもありました。結果から言うと、その関係性は問題なく維持できているかなと思います。Happiness Planet Gymは活動期間を目的に合わせて柔軟に変更できるので1年間でなくとも、新組織の立ち上げや新入社員の受け入れなどのタイミングでスポット的にHappiness Planet Gymを利用して関係を強固にして、その後も維持させていくという活用方法がいいのでは、と思いましたね。

本日はありがとうございました!

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