ハピネスプラネット社 創立3周年記念フォーラム
「生成AI×人」の最前線
リスキリングを越え、生成AIで人財の「自己成長力」を引き出す
開催に寄せて
変化が加速する中で、企業が価値を生み続けるためには、与えられた仕事をこなすだけの人財やリスキリングでは不十分です。必要なのは、常に自らを高め続けられる「自己成長力」のある人づくりです。
人は誰しも、命のある限り成長できます。ただし、人は自分一人では成長できません。人との出会いを通じて成長するのです。特に、一つの道を究めた人と対話して薫陶を受ける機会があれば、人の成長は加速します。
現実には、そのような機会はまれです。そこで私は、生成AIを使って「道を究めた人の分身」を実現することで、誰もがそのような機会が持てるようにしたいと考えました。
今回、試行錯誤を経て、道を究めた人の考え方や人生哲学を、生成AIに体系的に組み込む方法を確立し、あたかも究めた人その人とのような、迫力ある対話ができる技術「Bunshin」(ブンシン)を開発しました。個性も哲学もない総花的な回答になりがちだった、従来のChatGPTとは質的に異なる、力のある言葉を発するようになったのです。これにより、世界中の人々が、それぞれの悩みや課題に即して、道を究めた人と対話できるようになりました。究めた人から見ると、培ってきた叡智を、後世までの人々に、時代を超えて「双方向」に伝えられるようになったのです。
今回手始めとして、道を究めた下記二人に、私を加えた三人の「Bunshin」を開発しました。
- 久瑠あさ美:メンタルトレーナー/マインドデザイン研究所所長。累計120 万部を超える『マインドの法則』の著者。
- 為末 大:アスリート/世界陸上メダリスト。人の成長に造詣の深い『熟達論』の著者。
- 矢野和男:研究者/事業家。データでウェルビーイングを追求する『データの見えざる手』の著者。
この「Bunshin」を組み込んだ、人の「自己成長力」を高めるリグローステック・アプリ「Happiness Planet/Regrowth」も今回正式にリリースします。その意義を、上記三人に加え、人間や働き方に深い見識を持つ山口周さんが登壇して語り合います。
このリグローステックにより、従来の研修やOJTとは全く異なる人財育成のアプローチが可能になりました。日々の仕事の中で、道を究めた人の「Bunshin」と、スマホでインタラクション(質問応答、相談など)することで、人は自らの「自己成長力」を高め、その潜在能力を引き出せます。
このフォーラムでは、「生成AI×人財」への期待を、参加者で語りあいます。我々は、人類が「ホモ・サピエンス」から、「ホモ・ジェネラトス」”Homo Generatus(生成のラテン語)”に進化する歴史的な瞬間に立ち会っています。この旅立ちを体感する本フォーラムに是非参加ください。
株式会社 ハピネスプラネット 代表取締役CEO
株式会社 日立製作所 フェロー
PhD, IEEE Fellow